« ご無沙汰しております… | トップページ | オーダーメイドカスタムのご紹介 »

2012年1月24日 (火)

ちょっとだけブランクのお話

現在進行中のDESIGNOチュウブラブランク

多くのプロから支持を頂いているが、さらに劇的進化をしている。

Spc700150
硬い強いブランクは簡単に作れるが、

「しなやかで、シャープ、そして強いリフティングパワー」

こんな不可能に近いブランクがようやく出来上がってきた。

簡単に言えばアメリカンダイナミック + 日本精確

さらに言えば  

+ 私のプライドと気持ちといったところ

強靭なリフティングパワーそして繊細で軽い(バランスがいい)
Spc700150_2
イメージしてほしい

鉄の棒を二人で引っ張り合いをしてみる。
ダイレクトに力が伝わるがのみ

バネ(コイルスプリング)を二人で引っ張り合いをしてみる。
バネは伸び、やがて強い反作用(反発力)を生む。

さらに強いバネを二人で引っ張り合いをしてみる。
バネは伸び、強い力引っ張られる。

私が言いたいのは、パワーのあるロッドはしっかりと曲がるということ。

私の理論ではロッドは曲がらなければ意味がない。

一見、強く硬いロッドはごまかしに過ぎない、ただ硬いだけである。

用途に合った最高の使用感、バランス、、用途用途に合った曲り(曲がりすぎても意味がない)を実現させること。

Spc700150_3
理想のブランク

しなやかさは、キャストしやすく、合わせ切れを防ぎ、繊細さは感度がよく集中力が上がるだけではなくルアーの操作が楽しい、圧倒的なリフティングパワーは大切な魚を確実にランディングすることができる。ウィードやカバー、パンチングでもまかれることなく。
ブランク全体が強いバネのように。

Spc700150_4

最近の傾向

ここ最近のロッドはカーボンパターンに目が行き過ぎカーボンパターン、補強材のみでテーパーを作る傾向にある。

偉そうなことを書くが私は嫌いである

私は原点であるマンドレルに着目をおき、一から見直すことにした。

ヒントはソリッドティップ

ソリッドは実に素直でいい!!

削るだけで、理想のテーパーを作れる。

マンドレル事態を私自ら設計(マンドレルを設計するメーカーをそんなにない)し、カーボンンの素材、パターンを組み合わせていく。

おそらく、これを読んだ設計者なら、うちでもやっているよと思うかもしれない。

しかし、この作業はサラリーマンには絶対できない

決してサラリーマンをバカにしているわけではない。

なぜなら私はロッドを愛しているから、もの造りが楽しいから!!

徹夜でくみ上げ、朝にはテスト、気に入らなければその日に組み直し、またテスト。



個人である私が、あの
今江プロをうならせたのも、ロッド造りに「スキ」がなかったからに他ならない。

そして大手メーカーに負けない製品が作れたのも(優しく書いているが、正直勝っていると思う(笑))、自腹で莫大な費用をつぎ込んだからである。正直豪邸がたてれた…

企業であれば、開発コストにも限界あがる。



私は時間も費用も、気持もしっかりとつぎ込んだ!!

だからこそ、根拠のある自信をもっていいものができたと言える。

Spc700150_5

DESIGNOブランクの曲りを見て頂きた。

一般的に可変テーパーというものがある。

DESIGNOではその可変テーパーを正比例のように力に応じて綺麗に曲がっていく。

綺麗にスムーズに、もっと綺麗にもっとスムーズに!!もっと、もっと

メーカーができないその先へ!!

デジーノハイエンドモデル
MHX/MのティップにHクラスのバット
偽りのない負荷別テパー合成写真↓
低負荷時、エクストラファーストテーパーは高感度かつ操作しやすい。
負荷をかけて次第に気持ちよく曲がっていく。キャストしやすくフッキングのタイムラグがなくばれにくい。


Dlx_2Spc700150_6
DESIGNOブランク製造元


そしてDESIGNOのブランクは大手ブランクメーカー数社で製造している。


国内、海外で作られるDESIGNOブランク。

各工場により取引先カーボンマテリアルメーカー、特性がありそれを生かしたブランクとなっている。

A社では、タイプ1、B社ではタイプ2といった感じである。

正直コストを考えれば1社になるのだが、究極をもとめれば工場を分ける必要があった。

そして完成したDESIGNOブランク

完成品も含め、ブランク販売も開始予定である。


Spc700150_7



現在出来上がってきた数機種、
約2000本 ↓
これが4月までの予約分でもう完売している。
ブランク販売分は2月入荷予定。


Img_8339 

正直よくここまで、こぎつけたと思う。

多くの工場に仕事半ば神谷君とは仕事できないと断られてきた…

まあ当たり前である、企業としては利益をだし、手間をかけすぎれないということ。

サンプルにサンプル、NG、NG、またNG誰もが嫌になるのは当然である。

Spc700150_8

DESIGNO、量産モデル、ブランクにこうご期待!!


Spc700150_9

Quality  of   heart

DESIGNO
http://www.rodcustom.jp/

« ご無沙汰しております… | トップページ | オーダーメイドカスタムのご紹介 »

1 NEWS」カテゴリの記事