リールシートのお話
最近はリールシートのお問い合わせを多く頂きます。
特にDESIGNO CUSTOM RODは加工した特殊タイプをオプションで選んで頂くことが可能で、その特殊タイプの質問を多く頂きます。
今回はこの特殊タイプも含め、ノーマル(一般的にバスロッドに使われるFUJI16型)についても簡単にマニアックに説明したいと思います。
※あくまでも私神谷による独断と偏見です(笑)
トリガーレス、言わずと知れた特殊(加工)タイプ。
名前の通りトリガーがないのが特徴ですが、最大の肝はベースがACSだということ、ACSはトリガーを削ってもエンドの部分がへこんでいるため、適度なひっかりがあります。このためトリガーレスに適し、トリガーがなくともキャストができます。
たまにECSやTCSでトリガーレスや、スピニングリールシートをりようしてのものを見かけますが全くひっかりがないためお勧めできません。
トリガーレスの最大の特徴は、このトリガーがないこと。
トリガーがないことによって指の位置が制限されず、自由度がますため、より細かいシェイキングなど、ルアーの操作が可能になります。
また、ルアーの操作だけではなく、キャストからの一連の動作がスムーズなため、キャスト数の増加、アキュラシーの向上などのメリットも生まれます。
ベイトフィネスには有名ですが、フリップなど近距離戦のロッドにも適しています。
※今江プロとの取り決めにより、カレイド及びDESIGNO CUSTOM RODにのみ取り付けが可能となります。
デジーノトリガーレス(ACSのみ)、機械では限界の人間の手が作り出す滑らかさ↓
ハーフトリガー、新作特殊(加工)タイプ。
実は、これはお客様達のアイデア
この性能に気が付いたお客様たちは大したもんです!!
トリガーレスを作る過程で、案としてはあったハーフトリガー、その時は画像のタイプよりもトリガーが短く、トリガーレス要素をつよく持っていました。
お客様からハーフトリガーの依頼があり、現在画像↓の長さに落ち着きました。そしてリピーター率が以上に高かったハーフトリガー、実際私も実践で導入しましたが、オールラウンドで、トリガーがしっかりひっかりフルキャストが可能で、キャスト後片手でそのままスライドし操作に移れ、ベイトフィネス要素も持っています。
このハーフトリガーはトリガーの長さが肝で、他社のハーフトリガーはどちらかというとトリガーレスよりのなのですが、このデジーノハーフトリガーは「トリガーの役目をするギリギリの長さ」が肝になっています。
小さいトリガーがしっかりと役目を果たし、キャスト後の操作の向上、又トリガーが小さく薄くなったことで、よりフィットしたパーミングが可能になり、巻物にも適しています。
ハーフトリガーはECSのみが可能です。
それにしてもハーフトリガーの威力に気が付いたお客様、お見事!!
私はトリガーレスの過程で、ボツなためダメという先入観がついてしまいました、勉強になりますね!!
※DESIGNO CUSTOM RODをはじめどのメーカーさんのロッドにもカスタム可能です。
デジーノハーフトリガー(「ECSのみ)、トリガーの役目を果たすギリギリの長さが肝↓
ECS、最もスタンダードなタイプ。
私は、多くのメーカーにアドバイザーとしてお勧めし、近年再注目のリールシート。
最新のトーナメンター系ロッドに多く使われています。
ECSが見直されている理由があります。
それは日本人の手にあっているということ!!
全体的に細く、トリガーが薄いためどのメーカーさんリール、リールのタイプを選ばず程よくフィットします。
アドバイスさせて頂いているとおり私神谷の一番のお気に入りのリールシートです。
ECS。もっともオーソドックスで無難、無難とは自然ということ↓
ACS、比較てき新しいデザインで、一般的には最もなじみがあるかもしれません。
全体的にECSに比べ一回り太く、特にトリガーに厚みがあり、通常のタイプよりも前方にあるのが特徴です、FUJIいわくアキュラシーが上がるらしいです。
太いため指が長い方、手の平が大きい方にお勧め。
ACS、かっこいいです↓
TCS、一昔前のスタンダード。
いまだに根強いファンがいます。
ブランクタッチがなく全体を樹脂で覆われているため全体的にフラットで、ビッグベイトなど指に負荷がかかるロッドにおすすめ!!↓
TBS、カタログ落ちしましたが、現行ロッドで使用しているメーカーや、お問い合わせもまれにあるので。
ずっしりとし全体的にボリュームがあるのが特徴、より手がでかい人にはおすすめ。
しっかりとホールドできる安心感があります↓
IPS、スピニングのド定番!!
トーナメンター系ロッドに多いタイプです。
アップロック、ダウンロックとデザイン性に優れ、私神谷もスピニングでは一番のお気に入りです。
私の場合アップロック(上部固定)で使うことにより、構成が上がり、感度を逃さず伝え、軽いちからでしっかりとホールどできます。
この軽い力というのが肝で、軽く握れるからこそ、感度を感じ、繊細なアクションが可能になります。
IPS、ECS同様、近年再注目のリールシート↓
VSS、極細タイプ。
比較的新しいデザインで手のひらが小さい方におすすめ。
こちらのアップロック、ダウンロックが可能。
カスタムの場合、くみ上げが難しいので注意、本体とEVA,コルクに段差が出やすい。↓
そして重さを量ってみると、デザイン、形状だけでなく、性能や人気も見えてくる!!
まだほかにも数タイプありますが、あくまでも一般的なものをご紹介。
私神谷の独断と偏見の意見だが、結構的は得ていると思う(笑)
ワンオフでは、お客様専用の形状も↓
しかし納期はかなりかかりますので
カスタムのいいところは、ひとそれぞれに合わせることができるということ!!
性能をひたすら追求するのもよし、かっこよさ重視もよし!!
今回のブログをぜひ参考にしてみてください。
DESIGNO ディーラー
http://www.rodcustom.jp/free_9_66.html
Staff blog
http://strut7.cocolog-nifty.com/blog/
Quality of heart
DESIGNO
http://www.rodcustom.jp/