ちょっとだけブランクのお話
現在進行中のDESIGNOチュウブラブランク
多くのプロから支持を頂いているが、さらに劇的進化をしている。
硬い強いブランクは簡単に作れるが、
「しなやかで、シャープ、そして強いリフティングパワー」
こんな不可能に近いブランクがようやく出来上がってきた。
簡単に言えばアメリカンダイナミック + 日本精確
さらに言えば
+ 私のプライドと気持ちといったところ
強靭なリフティングパワーそして繊細で軽い(バランスがいい)
イメージしてほしい
鉄の棒を二人で引っ張り合いをしてみる。
ダイレクトに力が伝わるがのみ
バネ(コイルスプリング)を二人で引っ張り合いをしてみる。
バネは伸び、やがて強い反作用(反発力)を生む。
さらに強いバネを二人で引っ張り合いをしてみる。
バネは伸び、強い力引っ張られる。
私が言いたいのは、パワーのあるロッドはしっかりと曲がるということ。
私の理論ではロッドは曲がらなければ意味がない。
一見、強く硬いロッドはごまかしに過ぎない、ただ硬いだけである。
用途に合った最高の使用感、バランス、、用途用途に合った曲り(曲がりすぎても意味がない)を実現させること。
しなやかさは、キャストしやすく、合わせ切れを防ぎ、繊細さは感度がよく集中力が上がるだけではなくルアーの操作が楽しい、圧倒的なリフティングパワーは大切な魚を確実にランディングすることができる。ウィードやカバー、パンチングでもまかれることなく。
ブランク全体が強いバネのように。
最近の傾向
ここ最近のロッドはカーボンパターンに目が行き過ぎカーボンパターン、補強材のみでテーパーを作る傾向にある。
偉そうなことを書くが私は嫌いである。
私は原点であるマンドレルに着目をおき、一から見直すことにした。
ヒントはソリッドティップ
ソリッドは実に素直でいい!!
削るだけで、理想のテーパーを作れる。
マンドレル事態を私自ら設計(マンドレルを設計するメーカーをそんなにない)し、カーボンンの素材、パターンを組み合わせていく。
おそらく、これを読んだ設計者なら、うちでもやっているよと思うかもしれない。
しかし、この作業はサラリーマンには絶対できない。
決してサラリーマンをバカにしているわけではない。
なぜなら私はロッドを愛しているから、もの造りが楽しいから!!
徹夜でくみ上げ、朝にはテスト、気に入らなければその日に組み直し、またテスト。
個人である私が、あの今江プロをうならせたのも、ロッド造りに「スキ」がなかったからに他ならない。
そして大手メーカーに負けない製品が作れたのも(優しく書いているが、正直勝っていると思う(笑))、自腹で莫大な費用をつぎ込んだからである。正直豪邸がたてれた…
企業であれば、開発コストにも限界あがる。
私は時間も費用も、気持ちもしっかりとつぎ込んだ!!
だからこそ、根拠のある自信をもっていいものができたと言える。
DESIGNOブランクの曲りを見て頂きた。
一般的に可変テーパーというものがある。
DESIGNOではその可変テーパーを正比例のように力に応じて綺麗に曲がっていく。
綺麗にスムーズに、もっと綺麗にもっとスムーズに!!もっと、もっと
メーカーができないその先へ!!
デジーノハイエンドモデル
MHX/MのティップにHクラスのバット
偽りのない負荷別テパー合成写真↓
低負荷時、エクストラファーストテーパーは高感度かつ操作しやすい。
負荷をかけて次第に気持ちよく曲がっていく。キャストしやすくフッキングのタイムラグがなくばれにくい。
DESIGNOブランク製造元
そしてDESIGNOのブランクは大手ブランクメーカー数社で製造している。
国内、海外で作られるDESIGNOブランク。
各工場により取引先カーボンマテリアルメーカー、特性がありそれを生かしたブランクとなっている。
A社では、タイプ1、B社ではタイプ2といった感じである。
正直コストを考えれば1社になるのだが、究極をもとめれば工場を分ける必要があった。
そして完成したDESIGNOブランク
完成品も含め、ブランク販売も開始予定である。
現在出来上がってきた数機種、約2000本 ↓
これが4月までの予約分でもう完売している。
ブランク販売分は2月入荷予定。
正直よくここまで、こぎつけたと思う。
多くの工場に仕事半ば神谷君とは仕事できないと断られてきた…
まあ当たり前である、企業としては利益をだし、手間をかけすぎれないということ。
サンプルにサンプル、NG、NG、またNG誰もが嫌になるのは当然である。
DESIGNO、量産モデル、ブランクにこうご期待!!
Quality of heart
DESIGNO
http://www.rodcustom.jp/